コーエーテクモゲームスは本日(2013年8月2日),同社が年内に発売を予定しているシリーズ最新作「信長の野望・創造」(PC/PlayStation 3)の最新スクリーンショットを多数公開した。ダイナミックな「3Dマップ」「会戦」のシーンなどが確認できる。
また,5月14日の発表で明らかにされた「クエスト方式」の詳細情報として,シリーズ初となる「フリークエストシステム」の導入が発表された。タイトルにもある「創造」の名にふさわしい,クリエイティブなゲーム内容となりそうな本作。以下に17点のスクリーンショットと公開情報を掲載するので,たちどころにチェックして天下布武に備えよう。
「信長の野望・創造」公式サイト
※『信長の野望・創造』の画面は開発中のものです
1. 3D一枚マップ
本作では、戦国時代の日本をリアルスケールの 3Dマップで表現します。領国がリアルに成長・拡大していくことで、理想の天下を創造することができます。
越後を本拠とする上杉家の領地は、日本海に沿って長く伸びています。上杉謙信の居城である春日山城は、日本でも有数の山城として有名です。海を背にして山を越えた先には、宿敵である武田家が立ちはだかります。
今川家が治める三河から、武田家の領国である信濃方面を一望した画面です。 徳川家康の生地である岡崎城を足がかりに、今川義元は織田信長のいる尾張へ迫っていきます。 岡崎城の周囲には、水田や町が広がりつつあります。
甲斐・信濃には、武田信玄の治める領国が広がっています。有能な家臣に恵まれる武田家は、険しい山や大きな川に囲まれながらも、城下を豊かに発展させていきます。中でも躑躅ヶ崎館は、武田家の領国経営の要となる城下町です。
元服した織田信長が、その覇業を開始するときの尾張です。交通の要衝である清洲城は、北に斎藤氏、東に今川氏、西に北畠氏と、多くの強豪に囲まれています。織田家内外の敵と戦いながら、信長は天下統一を目指します。
北条早雲の躍進以降、北条家は広大な関東平野において、着々と影響力を増しています。関東を席巻する北条氏康が治める小田原城は、難攻不落の堅城として名高く、城下町も大きく広がる可能性を秘めています。
2. 城下町
プレイヤーがどのような方針で国づくりをするかによって、城下町のビジュアルが大きく変化します。これにより、プレイヤー自らの「創造」をより実感することができます。
越後の山によって天然の要害を持つ春日山城から、城下町をのぞんだ画面です。山全体が巨大な城郭のような大きな山城になっています。山のふもとには城下町が広がり、プレイヤーの思うままに発展させることができます。
織田信長の居城である清洲城は、尾張の中心にたたずむ平城です。山城とは異なり高さこそありませんが、周囲は幾重の堀に囲まれ、堅牢なつくりとなっています。城の周囲に広がる城下町は、水田や商家、民家などの区画に分かれ、さらなる発展を期待させます。商業の発展に力を入れた信長らしく、清洲城下には多くの商家が広がっています。
清洲城の城下町の「開発」を行う画面です。プレイヤーは「奉行」を任命し、「石高」「商業」「兵舎」のいずれの開発を行うかを選びます。この3種類の要素が国の基盤であり、これらの要素を伸ばすことで国力を高めていきます。
城下町の発展が進むと、新たに土地を開拓し、城下町の「区画」として拡張することができます。「拡張」を行うことで、その区画を開発できるようになります。この画面は、どの区画を拡張するかを選択する画面です。どの区画をどのように開発するかを選択することで、国のかたちが大きく変わります。このように城下町を広げていくことで、国力が高まるだけでなく、見た目も大きく変化していきます。
城下町には、「特殊施設」と呼ばれる、特別な効果を持つ建物を「建設」することができます。施設を建設することで、その区画から得られる収入が大きく変化し、国づくりの幅を広げていきます。ここでは、特殊施設を建設する区画の選択をしています。
3. 合戦・外交
軍事面でもリアリティを追求した本作では、様々な城の軍団が入り乱れ、幅広い範囲で戦いを繰り広げます。これによって戦術の幅が広がり、よりダイナミックな合戦を味わうことができます。また本作では、合戦に向けての状況を整える「外交」が、重要さが増しています。日頃の外交工作を通じて、同盟や援軍の交渉をうまく進めることが、勝利への近道となります。
どの勢力に外交の「工作」を行うかを選ぶ画面です。同盟や援軍を依頼するには、工作によって「信用」を積み重ねる必要があります。勢力は外交に対する姿勢を持ち、それによって信用の得やすさが変わってきます。
「信用」を使って、「交渉」を行う画面です。婚姻によって勢力間の関係性を深めたり、一時的な同盟を組むことで状況を改善したりと、「信用」次第でできることが変わってきます。平時こそ「信用」を得るために「工作」をし、ここぞというタイミングで自勢力に有利な「交渉」を進めましょう。
合戦に向け、部隊が出陣する画面です。本作では、出陣する武将や兵数を手動でも自動でも設定することができます。従来作通りの細かい設定だけでなく、おおまかな設定ができるようになったことで、より気軽によりテンポよく合戦に臨めます。
部隊の進軍ルートを設定する画面です。多面作戦を繰り広げる本作の合戦では、部隊の進軍ルートの設定が戦局を大きく左右します。敵を最短距離で攻めるだけでなく、遠回りして迂回することで敵を挟撃したり、陽動によって敵を引きつける間に他の城を落としたりと、戦局全体を把握しながら大きな尺度で采配を振るえます。
部隊の行動を命令する画面です。形態の変化を行うことで部隊の形を指示したり、敵城を焼討したりと、状況に即した細かい采配をとることができます。
4. 会戦
合戦は、俯瞰視点と近接視点である「会戦」を切り替えることができます。俯瞰視点が戦略級の作戦立案を楽しむのに対し、会戦では戦術的な采配の妙を楽しむことができます。
会戦は自軍と敵軍がぶつかりあう直前から始まります。俯瞰視点とはまた別の、迫力ある画面で部隊同士が激突する様を、ダイナミックに味わうことができます。
<ゲーム概要>
「信長の野望」は、激動の戦国時代に戦いを繰り広げた武将たちを主役とする戦略級の歴史シミュレーションゲームです。1983年3月に1作目が発売されて以来、数多くのユーザーの方々にご支持をいただきながら、様々なバージョンアップを重ね、30年の歴史を歩んでまいりました。
シリーズ14作目となる『信長の野望・創造』は、「新時代の創造」をコンセプトに、織田信長が成し遂げられなかった天下布武、新しい世界の創造をプレイヤー自らの手で実現できる作品をめざします。美しく、リアルに進化した城下町や、多数の軍団が入り乱れるダイナミックな合戦、ドラマティックに描かれるイベントなど、30年の節目に大きく進化した「信長の野望」がついに登場します。
プレイヤーは、織田信長や武田信玄といった戦国大名の1人となって采配をふるい、乱世を戦い抜きます。内政や合戦、外交などを巧みに行い、並みいる強敵を打ち破り、戦国大名の夢であった天下統一をめざします。
<『信長の野望・創造』ゲーム特色>
1.美しく、リアルなフル3Dの全国一枚マップ
戦国時代の日本を美麗な3D1枚マップで再現。ズームによって自由に視点を切替えることで、発展する城下町や四季の変化の美しさがよりダイナミックに感じられます。
勢力拡大の基礎となる城下の町並みは、田畑や商家などが建ち並び、プレイヤーの方針に応じてリアルに成長・拡大していきます。農業重視の大穀倉地帯にするか、商業重視の大商業都市にするか、思い思いの城下町をつくり、理想の天下をめざすことができます。
2.多面作戦が生む、ダイナミックな合戦
シリーズ最多となる300以上の城が登場。
“複数の城から出陣した軍勢が連携して複数の城を同時に攻撃する”といった多面作戦による合戦が可能。城と城の連携による挟撃、城から敵を誘い出す策謀など、これまでにない大きな視点でダイナミックな合戦が繰り広げられます。
さらに、部隊同士が激突した際の「会戦」では、まるで映画のワンシーンのような迫力溢れる戦いが楽しめます。また、周辺勢力と同盟を結んだり、援軍を要請できるよう根回ししておくなど、多面作戦の重要な鍵を握る「外交工作」も勝利への布石となります。
3.自らの手でドラマティックな歴史を演出
プレイヤーの選択で戦国時代がよりドラマティックに!
シリーズ初となる“フリークエストシステム”の導入で、大名の人生が連続するクエストによって語られます。また、クエストの合間には戦国時代を堪能できる歴史イベントが挿入され、ストーリー性・没入感も高まります。クエストを達成しつつ、史実の道を歩むのか、誰も見たことのない新たな戦国時代を築くのか、全てはプレイヤー次第です。
※このほかの本作の情報は今後随時公開いたします。