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中国産MMORPG「完美世界」,C&Cメディアによる日本サービス決定
シーアンドシーメディアは,北京完美時空網絡技術有限公司と,MMORPG「完美世界」(Perfect World)の日本サービス/パブリッシング事業を行うための独占契約を締結。本日7月28日,中国で行われているゲームショウ「ChinaJoy」会場内において,両社による調印式を執り行った。
4Gamerでは,以前から同作に注目しており,AOGC 2006の取材記事やプレイレポートを通じて,その「予想以上の完成度の高さ」をお伝えしてきている。また,独自の編集を加えたプロモーションムービー(元データは20分以上の映像だった)も公開しているので,MMORPGファンならば,ぜひこの機会にチェックしてみてほしい。
さて,調印式の内容およびゲームの詳細については,近日中に掲載予定のChinaJoyレポート記事でお伝えするが,とりあえずここで,完美世界について軽くおさらいしておこう。
完美世界は,中国の大手エデュテイメントソフト会社 洪恩軟件(Golden Human)が,別ブランドであるWorld2を立ち上げて開発/運営しているMMORPG。中国ではすでに正式サービスが展開されており,同時接続者数30万人(平均同時接続者数は10万人)を記録するほどの人気タイトルである。
ゲームエンジンとしては,同社が3年の歳月をかけて開発したという「Angelica」(樹木生成のみ,ミドルウェアの「SpeedTree」)が使われている。完美世界は,Angelicaを使って初めて作られたMMORPGということになるが,画面写真を見てみると,完美世界の,というより,Angelicaエンジンの秀逸さが伝わってくるだろう(詳細はChinaJoy取材班のレポート記事待ちだが,同社はAngelicaエンジンを用いた“二作目”を,ChinaJoyで公開する可能性が高い。そちらにも注目である)。
ゲームの特徴的な要素としては,103ものパーツパラメータが調整可能なキャラクターメイキング,虎などに変身して移動/冒険ができる「獣人変身システム」,武器や飛行生物に乗り(プレイヤーの種族によってはデフォルトで)空が飛べる「飛行システム」,アイテムだけでなく“街”をも作れるという「生産システム」など,なかなかユニークなものが導入されている(ほかのプレイヤーキャラクターを「お姫様抱っこ」することができる「HUGシステム」なども,まさにユニークだ)。
日本でのパブリッシャであるシーアンドシーメディアといえば,ゲームポータル「MKーSTYLE」の運営や,インターネットカフェ事業で有名な企業。4Gamer読者としては,「プリストンテール」の現運営元と説明したほうが,分かりやすいかもしれない。
プリストンテールと同様,完美世界も,同社のゲームポータルMKーSTYLEを通じて運営されるものと思われるが,ローカライズの進捗やクローズドβテスト開始のタイミング,ビジネスモデルなどについては,今のところ公表されていない。ともあれ,さらなる続報に期待したいところだ。(大路政志)
4Gamerでは,以前から同作に注目しており,AOGC 2006の取材記事やプレイレポートを通じて,その「予想以上の完成度の高さ」をお伝えしてきている。また,独自の編集を加えたプロモーションムービー(元データは20分以上の映像だった)も公開しているので,MMORPGファンならば,ぜひこの機会にチェックしてみてほしい。
完美世界は,中国の大手エデュテイメントソフト会社 洪恩軟件(Golden Human)が,別ブランドであるWorld2を立ち上げて開発/運営しているMMORPG。中国ではすでに正式サービスが展開されており,同時接続者数30万人(平均同時接続者数は10万人)を記録するほどの人気タイトルである。
ゲームエンジンとしては,同社が3年の歳月をかけて開発したという「Angelica」(樹木生成のみ,ミドルウェアの「SpeedTree」)が使われている。完美世界は,Angelicaを使って初めて作られたMMORPGということになるが,画面写真を見てみると,完美世界の,というより,Angelicaエンジンの秀逸さが伝わってくるだろう(詳細はChinaJoy取材班のレポート記事待ちだが,同社はAngelicaエンジンを用いた“二作目”を,ChinaJoyで公開する可能性が高い。そちらにも注目である)。
日本でのパブリッシャであるシーアンドシーメディアといえば,ゲームポータル「MKーSTYLE」の運営や,インターネットカフェ事業で有名な企業。4Gamer読者としては,「プリストンテール」の現運営元と説明したほうが,分かりやすいかもしれない。
プリストンテールと同様,完美世界も,同社のゲームポータルMKーSTYLEを通じて運営されるものと思われるが,ローカライズの進捗やクローズドβテスト開始のタイミング,ビジネスモデルなどについては,今のところ公表されていない。ともあれ,さらなる続報に期待したいところだ。(大路政志)
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