アクションRPG「Diablo III」のディレクター，ジェイ・ウィルソン（Jay Wilson）氏のTwitterでの発言によると，当初2012年内のリリースが予定されていた同作のPvPモードは，年内にはリリースされない模様だ。


　多くのファンをカムバックさせるための“処方箋”になるとも言われている，Diablo IIIのPvPモード。11月末に「PvPモードについての何らかの報告が行われる」とされていたものの，その後，ウィルソン氏が「問題が発生した」と発言してから，大きな動きはなかった。具体的にどのような問題が発生したのかは不明だが，ウィルソン氏は12月11日に「今月（2012年）12月末までには，PvPモードに関する進展を発表できる」とツイートしており，このことから，少なくとも年内にPvPモードの実装は行われない見通しとなったのだ。

　Diablo IIIのPvPモードは，プレイヤーが4vs.4のチームに分かれて，自分の装備やスキルセットを使って楽しむというチームデスマッチになる予定（関連記事）。PvPモードの実装を含む予定の「Patch 1.1」は順調に開発中とされているが，実装の遅延がテクニカルな問題なのか，サービス上の問題なのか，それともビジネス面での都合なのかは不明である。

　ちなみに，Googleは検索のトレンドを分析する特設サイト「Zeitgeist 2012」において，2012年に行われた，世界146か国語，1兆2000億回におよぶGoogle検索の集計を明らかにしているが，Diablo IIIは検索キーワードの第5位に入っている。第1位は「Whitney Houston」（2月に死去した歌姫ホイットニー・ヒューストンさん）で，2位はK-POPの「Gangnam Style」，3位は「Hurricane Sandy」（2012年に発生し米東部に上陸したハリケーン），そして4位は「iPad 3」。同サイトに「ゲーム部門」はないが，6位の「Kate Middleton」（ケイト・ミドルトン侯爵夫人），7位の「Olympics 2012」と続くリストの中に，ほかの出来事や人物を差し置いてDiablo IIIの名が入っているというのが面白い。この2012年，ゲーマー達がどれだけDiablo IIIに期待（あるいは失望？）したかが分かる結果である。

 

RMT4gamer編集しました